オーディオブックを聴くビジネスパーソン

未分類

オーディオブックのメリット7選!聴く読書で人生変革

こんにちは。オトナレッジ運営者のmomoです。

「最近、本を読む時間がないな…」と焦りを感じていませんか?

仕事や家事に追われる毎日。インプットの必要性は痛いほど感じているのに、ゆっくり机に向かう時間は確保できない…。そんな悩みを抱える30代、40代のビジネスパーソンにとって、「オーディオブック」は非常に魅力的な選択肢ですよね。

とはいえ、実際にオーディオブックのメリットが何なのか、その本当の効果はどうなのか、気になるところだと思います。もしかしたら、「聴くだけで本当に頭に入るの?」とか、紙の読書と比較して内容が頭に入らないんじゃないか、集中できないのでは?といった不安や、もちろんデメリットも知っておきたいかもしれません。

また、オーディオブックがどんな人に向いているのか、そもそも「聴く」ことは「読書」に入るのか、といった素朴な疑問もあるでしょう。Audible(オーディブル)やaudiobook.jp(オーディオブック ドット ジェイピー)といった聴き放題サービスの比較や、具体的な始め方も気になりますよね。

この記事では、そんなあなたのあらゆる疑問に、オーディオブック活用術を研究し尽くしたmomoが、真正面からすべてお答えします。

この記事を読むと分かること

  • オーディオブックがもたらす具体的な7つのメリット
  • メリットの裏にあるデメリットと、集中できない時の対処法
  • 紙や電子書籍との決定的な違いと比較
  • メリットを最大化する「オトナレッジ式」の活用術

オーディオブックのメリットを深く知りたい、というあなたの疑問は、この記事を読めばすべて解決できますよ。結論から言うと、オーディオブックは単なる時短ツールではありません。あなたの「時間の使い方」そのものを、根本から変革する可能性を秘めています。


核心!オーディオブックのメリット7選

オーディオブックのメリット(イヤホンと笑顔)

イメージ画像:oto-knowledge.com

さっそく、オーディオブックが持つ最大の魅力、その核心となる7つのメリットを深掘りしていきます。なぜ「聴く読書」があなたの日常を劇的に変える力を持っているのか、具体的に見ていきましょう。momo自身、これらのメリットに人生を救われたと言っても過言ではありませんよ。


①「ながら聴き」でデッドタイムを資産に変える

通勤中にオーディオブックで「ながら聴き」する男性

イメージ画像:oto-knowledge.com

オーディオブック最大のメリット。それはもう、何と言っても「ながら聴き」ができることです。

これ、言葉で聞くと当たり前に聞こえるかもしれませんが、体験すると本当に衝撃ですよ。「時間がない」と嘆いていたあの焦燥感はどこへやら、となりますから。

これまでの読書は、必ず「目」と「手」が拘束されました。本を開き、ページをめくる。この行為は、他の作業と同時に行うことが極めて困難でした。

しかし、オーディオブックは「耳」さえ空いていればインプットが可能です。これが何を意味するか?

あなたがこれまでインプットを諦めていた時間、あるいは「ただ過ぎていく時間」と感じていたかもしれない「デッドタイム」が、すべて「自己投資」や「最高のエンタメ」の時間に変わるんです。

momoが実践する「ながら聴き」タイム

具体的にどんな時間かというと、もう日常のあらゆるシーンです。

  • 通勤・移動中:満員電車で本を開けなくても、耳からはインプットできます。ノイズキャンセリングイヤホンと組み合わせれば、そこはもう書斎です。
  • 家事中:食器洗いや洗濯物を干す時間、掃除機をかけながら、ベストセラー小説を楽しめます。退屈なルーティンワークが、ワクワクする時間に変わりますよ。
  • 運動中:ランニングやジムでのトレーニング中も、ビジネス書で学べます。体を鍛えながら、頭も鍛える。最高に効率的ですよね。
  • 運転中:車での移動時間が、丸ごと「聴くセミナー」の時間に変わります。

一般的に、「ながら聴き」は読書量を飛躍的に増加させる主要因とされています。特に、歩行や単純作業といった「半自動的」な作業、つまり頭をあまり使わない活動との相性が抜群なんです。

もちろん、コンビニのレジ待ちやエレベーター待ちといった、数分単位の「スキマ時間」の活用にも最適です。スマホでアプリを開けば1秒で再生再開できますから、チリも積もれば山となります。

この「デッドタイムの資産化」こそ、オーディオブックが「タイパ(タイムパフォーマンス)最強」と言われる最大の理由です。まずはこの「聴く習慣」を身につけることが、あなたのインプット人生を変える第一歩になりますよ。

② 脳科学的な効果:プロの朗読による没入体験

オーディオブックは、決して「機械音声が本を読み上げているだけ」ではありません。もしそうなら、ここまで普及していないでしょう。

その体験の質を劇的に高めているのが、「プロのナレーター(声優・俳優)」の存在です。

プロのナレーターは、元のテキストには存在しない「感情の機微、抑揚、そして登場人物の個性を声の演技によって付加する」と言われています。これが、本当にスゴイ。

文字(テキスト)を読む時、私たちの脳は「①文字を視覚で認識 → ②脳内で音声に変換(音韻処理) → ③内容を理解」という、意外と複雑なプロセスを踏んでいます。

一方、オーディオブックは「音声が耳から入る → ③内容を理解」と、①と②のプロセスをショートカットします。脳の認知負荷が低いんですね。

その「ショートカットした脳のリソース」を使って、私たちは何を体験するか?

声の演技が「想像力」の舵を取る

プロの感情豊かな朗読は、聴覚からダイレクトに脳の言語理解領域や感情を司る部分を刺激します。

ミステリー小説なら、犯人の忍び寄る足音や主人公の緊迫した息遣い。ヒューマンドラマなら、思わず涙ぐむような声の震え。それらが「演技」としての情報として耳から入ってくるんです。

これにより、まるで上質なラジオドラマや映画を観ているかのような、深い没入感が得られます。

これは「ナレーターとリスナーの想像力の共同作業」とも言えます。テキスト読書がゼロから情景や声を想像するのに対し、オーディオブックは「声の演技」が想像力の舵取りをしてくれる。その分、リスナーは物語の世界観や情景をより鮮明に視覚化することにリソースを集中できる、というわけです。

これはビジネス書でも同じで、著者の熱量やメッセージがナレーターの声を通じてダイレクトに伝わるため、内容の理解が深まる効果が期待できますよ。

なるほど!ただ聴いてるだけじゃなくて、脳の使い方が変わるんだね。

③ 目が疲れない「聴く読書」という選択肢

就寝前にオーディオブックを聴きリラックスする様子

イメージ画像:oto-knowledge.com

これ、地味に聞こえますか? いえいえ、現代人にとっては最大級のメリットだとmomoは断言します。

私たちは、仕事でもプライベートでも、スマホやPCの画面を見続ける時間が異常に長いです。朝起きてから夜寝るまで、常にブルーライトを浴び、「デジタル眼精疲労」に悩まされている方が本当に多いですよね。

「インプットしたい。でも、これ以上目を酷使したくない…」

「仕事でPC疲れ切った夜に、さらに細かい文字を読む気力がない…」

そんな時、オーディオブックは最高の、そして唯一の解決策になります。

当たり前ですが、オーディオブックは「耳」で聴くため、目を一切使いません。これにより、視覚的な疲労ゼロでインプットが可能になります。

最強の「おやすみ読書」ツール

特にmomoがおすすめしたいのが、就寝前のリラックスタイムでの活用です。

スマホや電子書籍のブルーライトは睡眠の質を下げると言われていますが、オーディオブックならその心配は一切ありません。部屋を暗くして、目を閉じたまま、心地よいナレーターの声で物語の世界に浸ることができます。

多くのアプリには「スリープタイマー機能」が搭載されています。「15分後」や「章の終わりまで」と設定すれば、再生が自動で停止。そのまま心地よく眠りにつける、というユーザーも非常に多いんですよ。リラックス効果も報告されています。

これまで「目を休ませる時間」=「インプットを諦める時間」だった常識を、オーディオブックは覆してくれます。

さらに言えば、これは単なる利便性の話に留まりません。緑内障や白内障、あるいはディスレクシア(読字障がい)などで、テキストを読むこと自体に困難を抱える人々にとっても、オーディオブックは文学や情報へのアクセスを可能にする、必要不可欠なインフラとなっているんです。

すべての人に等しくインプットの機会を提供する、非常に社会的価値の高いメディアだと言えますね。

④ 知識のインプット量が飛躍的に増大する

メリット①「ながら聴き」の当然の帰結として、知識のインプット量(=読書量)が文字通り「爆発」します

ペルソナ(30代ビジネスパーソン)のように、「インプットの必要性は感じているが、時間がない」というジレンマ。そして本棚に増え続ける「積読(つんどく)」への罪悪感…。これ、momoも痛いほど経験してきました。

オーディオブックは、この問題を根本から解決します。

例えば、先ほどの「ながら聴き」できる時間を合計してみましょう。

  • 往復の通勤時間:60分
  • 夜の家事(皿洗い・洗濯):30分
  • ジムでの運動:30分

これだけで、1日あたり2時間のインプット時間が生まれます。

仮に1冊のオーディオブックが平均6時間だとすると、わずか3日で1冊読了できる計算です。月になんと10冊。年間では120冊にもなります。

これまで「積読」が増える一方だった人が、年間100冊以上のインプットを達成できる可能性があるわけです。すごくないですか?

重要なのは、この時間を「新しく確保した」わけではないということです。すでに存在していた「デッドタイム」を「インプット時間」に転換しただけ。あなたのライフスタイルや睡眠時間を一切削ることなく、インプット量だけを劇的に増やすことができる。これがオーディオブックの革命的なところです。

さらに、オーディオブックはデジタルデータなので、物理的なメリットも享受できます。

  • 本棚の飽和からの解放:物理的な保管スペースが一切不要です。
  • 引越しの絶望感よさらば:何百冊あっても、スマホ1台に収まります。
  • 即時アクセス:続巻や新刊を、書店に行かずとも即座に聴き始められます。

インプット量が増えれば、それだけ多くの知識や視点に触れられます。点と点だった知識が線になり、あなたの思考を深めてくれる。その「量」を担保できるのが、オーディオブックなんです。

年間120冊…!それはすごい。積読の罪悪感から解放されたい!

⑤ 再生速度の調整で「速聴」が可能

オーディオブックのインプット効率を、さらにブーストする機能があります。それが「再生速度の調整機能」です。

Audibleやaudiobook.jpといった主要アプリには、0.5倍速~3.5倍速(あるいは4.0倍速)といった具合に、自分の聴きやすいスピードに自由に変更できる機能が標準搭載されています。

「え、速くしたら聴き取れないんじゃ?」

そう思うかもしれませんが、心配ご無用。これが「慣れ」の問題で、最初は1.2倍速でも速く感じますが、すぐに耳が慣れます。momoは今、ビジネス書なら1.8倍~2.0倍速がデフォルトです。

この機能が、インプットの効率(タイパ)を異次元のレベルに高めてくれます。

例えば、1.5倍速で聴けば、6時間かかっていた本が4時間で聴き終わります。2.0倍速なら、なんと3時間。単純にタイパが1.5倍~2倍になるわけです。

  • じっくり味わいたい小説:1.0倍速(標準)
  • 内容を理解したいビジネス書(1回目):1.5倍速
  • 2回目に聴く(復習する)本:2.0倍速~2.5倍速

さらに、「速聴」には単なる時短以上の、驚くべき「脳トレ」効果が示唆されています。

速聴は「脳の筋トレ」である

高速再生で聴くと、脳は次々と入ってくる情報に追いつこうと、より活発に働きます。これにより集中力が高まり、逆に注意散漫を防ぐ効果があるとされています。

研究によれば、「速聴」は通常速度での聴取に比べて脳の前頭前野やウェルニッケ野(言語理解の中枢)をより活性化させ、情報処理速度を高める可能性があることも示されているんです。

つまり、速聴は、インプット効率を高める「ツール」であると同時に、あなたの脳の情報処理能力そのものを鍛える「トレーナー」にもなり得るわけですね。まさに「脳の筋トレ」です。

⑥ 想像力を刺激し記憶に残りやすい?

「耳で聴くだけだと、右から左へ抜けていって、結局何も記憶に残らないんじゃないか?」

これは、オーディオブック未経験者が抱く最も多い懸念の一つです。momoも最初は本気でそう思っていました。ですが、脳科学的な知見は、その不安が「誤解」である可能性を示唆しています。

まず、「想像力」について。

オーディオブックにはテキストのような視覚的な手がかりが存在しません。そのため、脳は聴覚情報(ナレーターの声、描写)から、情景や登場人物の姿を自ら「能動的」に生成・補完せざるを得ないとあります。

つまり、テキスト読書とは違う形で、「心の目」をフル稼働させているわけです。

実際に、MRIを使った実験では、ラジオ聴取(オーディオブックに近い)を続けた結果、イメージ記憶を司る右脳が成長し、活性化領域が最大で2.4倍に増加したという報告もあります。聴覚からの情報が、あなたの想像力を豊かにするトリガーになる。これは非常に興味深いメリットですよね。

次に、「記憶と理解」について。

「聴く」は「読む」よりも劣るのでしょうか? 答えは「No」です。

ある研究では、読書と聴取の間で「内容の理解度」に有意な差は見られなかったと結論づけられています。

さらに、「読解の単純な見方(Simple View of Reading)」と呼ばれる認知モデルによれば、文字を音声に変換する能力(デコーディング)が自動化された熟達した読者(=ほぼすべての成人)においては、「読解力(RC)」は「聴解力(LC)」と本質的にほぼ同じスキルになることが示されています。

つまり、「聴く」も「読む」も、脳にとっては同じくらい「理解」できるということです。記憶に残らないとしたら、それは「聴き方」に問題があるのかもしれません。それについては、後ほど「聴きっぱなし脱却法」で詳しく解説しますね。

⑦ 聴き放題プラン(Audible・audiobook.jp)

最後のメリットは、非常に現実的ですが、オーディオブックを習慣化する上で最も重要な「経済的メリット」です。

オーディオブックは、プロのナレーターへの報酬やスタジオ収録費といった制作コストがかかるため、単品購入の場合は1冊2,000円~3,000円と、紙の本より高価になることが一般的です。

「1冊3,000円か…、もし面白くなかったらどうしよう」と躊躇してしまいますよね。

しかし、ご安心ください。現在(2025年時点)の市場は「聴き放題」のサブスクリプションモデルが主流です。これにより、ユーザーは驚くほどお得に、かつリスクゼロでオーディオブックを体験できます。

日本の二大巨頭である「Audible(オーディブル)」と「audiobook.jp」の聴き放題プランを比較してみましょう。

項目 Audible (Amazon) audiobook.jp (オトバンク)
月額料金 1,500円 1,330円
年額料金 なし 9,990円 (月換算 約833円)
聴き放題対象 12万冊以上 (洋書含む) 1万5千冊以上 (主に和書)
無料体験 30日間 14日間
強み ・小説、エンタメなどジャンルの多様性
・アプリの安定性・使いやすさ
・独占コンテンツ (Audibleオリジナル)
圧倒的コストパフォーマンス (年割)
ビジネス書のラインナップが充実
・『聴く日経』など独自コンテンツ
推奨ユーザー 一般的な読書家、小説ファン、洋書も聴きたい人 ビジネスパーソン、コスパ重視、和書中心の人

どちらのサービスも、月に1冊か2冊聴けば、それだけで元が取れてしまう驚異的な価格設定です。

この「聴き放題」という仕組みが、「期待外れの購入」リスクをゼロにしてくれます。気軽に新しいジャンルに挑戦できるのも、サブスクリプションならではの大きなメリットですね。

どちらも無料体験期間を設けています。momoとしては、まずはこの「無料体験」を利用しない手はない、と断言します。どちらが自分のライフスタイルや読みたいジャンルに合っているか、ぜひご自身の耳で試してみてください。

オーディオブックのメリットを活かす注意点

オーディオブックを聴きながらメモを取る(活かす)

イメージ画像:oto-knowledge.com

ここまでオーディオブックの素晴らしいメリットを7つ紹介してきましたが、オトナレッジは「良いこと」ばかり言うサイトではありません。物事には必ず裏表があります。

メリットを最大化するためには、その「注意点」や「デメリット」も正しく理解し、賢く乗りこなす必要があります。ここからは、当サイトが最も重要視する「聴く, を、活かす。」ための視点をお伝えしますよ。


デメリットと集中できない時の対処法

オーディオブックに集中できない男性

イメージ画像:oto-knowledge.com

オーディオブックにも、もちろん弱点はあります。これを理解せずに始めると、「なんか合わなかったな…」と挫折してしまうかもしれません。主なデメリットと、多くの人が感じる「集中できない」問題への対処法を正直にお伝えします。

オーディオブックの主なデメリット

  1. ナレーターとの相性問題(最重要)
    メリット②の裏返しですが、ナレーターの声質や朗読スタイルが自分の好みと合わないと、内容がまったく頭に入ってこないことがあります。これはもう、理屈抜きで「生理的に無理」というレベルで起こり得るので、非常に厄介です。
  2. 特定の箇所を探しにくい(検索性の低さ)
    音声はレコードのように直線的(リニア)なメディアです。「あ、3章のあのグラフの部分をもう一度見たい」と思っても、紙の本のようにパラパラとめくって探すことが困難です。
  3. 図表や参照が多い本に不向き
    教科書、技術マニュアル、図解やフレームワークが多いビジネス書など、視覚情報が理解の核となる本には適していません。聴いても「詳しくは図3-1をご覧ください」と言われるだけだったりします(笑)。
  4. ラインナップの限界
    すべての本がオーディオブック化されているわけではありません。特に専門書やニッチな分野、学術書などは、まだ少ないのが現状です。

では、「聴いていても集中できない」時はどうすれば良いでしょうか?

まず大前提として、「ながら聴き」との相性を見直しましょう。深い集中を要する作業(例:クライアントへの重要なメール作成、複雑なプログラミング)とオーディオブックを組み合わせると、両方のパフォーマンスが著しく低下する可能性があります。

「ながら聴き」は、運転や単純作業など、認知負荷が低い活動と組み合わせるのが鉄則です。

それでも集中できない場合、以下の対処法を試してみてください。

  • 対処法①:再生速度をあえて「上げる」
    意外かもしれませんが、再生速度を1.2倍や1.5倍に上げると、脳が情報に追いつこうとして「集中モード」に入ることがあります。ゆったりした朗読が逆に眠気を誘うこともあるんですよ。
  • 対処法②:聴くジャンルを変える
    難しいビジネス書で集中できないなら、聴きやすい小説やエッセイに変えてみましょう。まずは「聴く快感」を知ることが大事です。
  • 対処法③:15秒・30秒巻き戻しを躊躇しない
    「あ、今意識が飛んでたな」と思ったら、迷わず巻き戻し機能を使いましょう。これを繰り返すうちに、集中力が鍛えられます。
  • 対処法④:【最重要】サンプル再生を必ず聴く
    デメリット①を回避する唯一の方法です。購入・ダウンロード前に必ずサンプルを聴き、ナレーターの声が自分に合うか確認する。これを怠ると、時間とお金を失いますよ。
  • 対処法⑤:ブックマーク機能を活用する
    デメリット②の対策です。「あ、ここ重要」と思ったら、すぐにアプリのブックマークボタンを押す癖をつけましょう。後でそこだけ聴き直せます。

読書(紙・電子)との徹底比較

「結局、最強の読書方法はどれなの?」

これは、オーディオブックを検討する誰もが抱く疑問ですよね。「紙の本や電子書籍(Kindleなど)と比べてどうなの?」と。

momoの結論から言うと、これは「優劣」ではなく「完全な使い分け」が正解です。それぞれに得意・不得意があり、すべてをオーディオブックに置き換えるのは得策ではありません。

オトナレッジでは、それぞれのメリットを活かし切る「ハイブリッド読書」を強く推奨しています。

比較項目 オーディオブック 紙の本 電子書籍 (Kindle等)
利用シーン ◎ ながら聴き
(通勤・家事・運動中)
△ 集中できる環境が必要 △ 集中できる環境が必要
目の疲労 ◎ 無し △ 疲れる ○(E-inkは疲れにくい)
△(スマホ等は疲れる)
情報の検索性
(読み返し・参照)
× 困難(リニア) ◎ 容易(パラパラめくれる) ○(検索機能あり)
没入感 ○(聴覚的・受動的)
※ナレーターによる
◎(視覚的・能動的)
※自分のペースで
○(視覚的・能動的)
インプット速度 ◎(速聴が可能) △(個人の読書速度) △(個人の読書速度)
携帯性・物理スぺース ◎ 最高(スマホ1台) × かさばる・場所を取る ◎ 最高(デバイス1台)
適したジャンル 物語、自己啓発
(直線的な内容)
すべて
(特に図表・参照が多い本)
すべて
(特にマンガ・雑誌)

この表から分かる通り、オーディオブックは「ながら時間」でのインプット速度と効率において、他の追随を許しません。

一方で、紙の本は、特定のページを何度も見返したり、書き込みをしたり、図表と本文を行き来しながら深く思索するような「批判的読解」において圧倒的に優位です。

だから、momoはこう使い分けています。

  • オーディオブック:移動中や作業中に、小説やビジネス書の「1周目」として聴く。全体像を掴み、「当たり」か「ハズレ」かを見極める。
  • 紙・電子書籍:オーディオブックで聴いて「これは!」と思った本(当たり)を、Kindleや紙で買い直す。マーカーを引いたり書き込んだりして「自分の知識」として深く定着させる。

また、「オーディオ併用読書(イマーション・リーディング)」も強力です。これは、オーディオブックを聴きながら、同時に同じ本のテキストを目で追う方法。視覚と聴覚を同時に使うため、特に難解な本や語学学習での理解度と集中力が劇的に上がりますよ。

なるほど!全部オーディオブックに乗り換えるんじゃなくて、「使い分け」と「組み合わせ」が大事なんだね。

オーディオブックは「読書」に入るのか?

これは、よく議論になるテーマですよね。「聴くだけなんて、楽をしている」「あれは読書とは言えない」といった、ちょっと厳しい意見もあります。

この問いに、オトナレッジとして、そしてmomo個人の見解として、ハッキリとお答えします。

「オーディオブックも、間違いなく『読書』の一形態である」と断言できます。

「楽をしている」という批判は、半分当たりで半分外れです。「目を動かし、ページをめくる」という物理的な労力は、確かに楽をしています。しかし、「脳」はサボっているでしょうか?

答えは「No」です。

メリット⑥でも触れた通り、熟達した成人にとって「読む能力(読解力)」と「聴く能力(聴解力)」は、脳内でほぼ同一の言語理解システムを使っているからです。

インプットの経路が「目(視覚)」か「耳(聴覚)」かという違いだけで、脳が行っている「言語を理解し、解釈し、意味を構築する」という高次の認知プロセスは同じなんです。

むしろ、聴覚情報から情景をイメージングする力や、プロの演技によってテキストの奥にある感情を読み解く体験は、オーディオブックでしか得られない「読書体験」と言えます。

「読書」の定義を「文字を目で追う物理的行為」に限定するなら、オーディオブックは読書ではないかもしれません。

しかし、「読書」を「著者の思考や物語をインプットし、解釈し、自身の知識や感性に取り込む行為」と広く定義するならば、オーディオブックは最も効率的で、時に最も豊かな読書体験の一つですよ。

さらに言えば、分厚い本や活字へのアレルギーで読書から遠ざかっていた人々を、再び「物語」や「知識」の世界に引き戻してくれる「入口」としての価値は、計り知れません。

だから、オトナレッジでは胸を張って「聴く読書」と呼んでいます。

【オトナレッジ式】「聴きっぱなし」脱却法

オーディオブックを聴きながらスマホでアウトプットする

イメージ画像:oto-knowledge.com

さて、ここがこの記事で、そして当サイト「オトナレッジ」が最も強調したいポイントです。

オーディオブックには、その「手軽さ」「ながら聴き」ゆえの、最大の落とし穴があります。それが、当サイトが「悪」と定義する(サイトコンセプトより)「聴きっぱなし」です。

何を隠そう、momo自身がその「絶望」を経験しています。

オーディオブックにハマった最初の年、私は「ながら聴き」を駆使して年間100冊以上を「聴破」しました。「俺はインプットしている!」と、再生時間を見て満足していました。しかし、その年の暮れ、同僚に「今年一番響いた本は?」と聞かれ、絶句しました。…何も思い出せない。100冊聴いたはずなのに、どの本の何に感動したのか、何一つ具体的に話せない。ただ音声を垂れ流し、「聴いた気」になっていただけだったのです(サイトコンセプトより)。

「聴いた冊数」に満足する受動的なインプットは、自己満足であり、自己投資ではありません。それは知識の「消費」であって、「資産」化ではないんです。

では、どうすれば聴いた内容を「活きた資産」として定着させられるのか?

答えは、「アウトプット(出力)」を聴取プロセスに強制的に組み込むことです。「受動的聴取」から「能動的学習」への移行が不可欠なんです。

「聴く, を、活かす。」ための実践アウトプット術

「ながら聴き」でアウトプットなんて無理、は思い込みです。momoが実践する「オトナレッジ式」脱却法を紹介します。

  • ①「刺さった単語」だけメモる(叫ぶ)
    「あ、この言葉いいな」と思ったら、その瞬間にメモします。運転中ならSiriやGoogleアシスタントを呼び出し、「〇〇とメモ!」と音声入力で叫びます。電車内ならスマホのメモ帳に単語だけ打ち込みます。これだけで「能動的」な聴取に変わります。
  • ② ブックマークに「My要約」を残す
    多くのアプリにはブックマーク機能にメモ機能が付いています。章が切り替わるタイミングや、聴き終わった直後に、「この章の要点は〇〇」「自分ならこう活かす」と自分の言葉でメモを書き込みます。
  • ③ X(旧Twitter)で「3行感想」を呟く
    最も強力なアウトプットは「人に話す」ことです。聴き終わったらすぐに、X(旧Twitter)などで「#今日のオーディオブック」タグを付け、「①何を聴いたか」「②一番の学び」「③どう活かすか」を3行でいいので発信します。
  • ④ オーディオ併用読書(イマーション・リーディング)
    これは「インプット中のアウトプット」とも言えます。聴きながらテキストの重要箇所にハイライトを引く行為は、最強の記憶定着術の一つです。

オーディオブックのメリットを「インプットの効率化」だけで終わらせないでください。「アウトプット」とセットで行うことで、初めてその知識はあなたの「活きた資産」に変わります。これこそが「聴く, を、活かす。」ということです。

オーディオブックはどんな人に向いているか

さて、ここまでのメリット(7つ)と、それを活かすための注意点(デメリットと聴きっぱなし対策)を踏まえて。オーディオブックが特にどんな人に向いている(おすすめできる)か、momoの視点でまとめてみます。

こんな人にオーディオブックは最適です!

  • ①「時間がない」と本気で焦っているビジネスパーソン
    (まさにペルソナ!)インプットの必要性は痛感しているが、本を読む時間を物理的に確保できない人。「ながら聴き」があなたの悩みを根本から解決します。
  • ②「積読(つんどく)」が溜まって罪悪感を感じている人
    読みたい本はたくさんあるのに、なかなか読み進められない人。オーディオブックなら、あなたのインプット量は月5~10冊単位で増えていきますよ。
  • ③ デスクワークで「目が疲れ切っている」人
    PC作業が多いエンジニアやデザイナーの方。「これ以上、目を酷使したくない…」という人に、目を休ませながらインプットできるオーディオブックは救世主になります。
  • ④ 活字アレルギー・読書習慣がなかった人
    分厚い本を見ると「うっ…」と読む気が失せてしまう人。ラジオやポッドキャスト感覚で聴き始められるオーディオブックは、読書への「最高の入口」として機能します。
  • ⑤ 語学学習者(特にリスニング)
    ネイティブスピーカーの発音、イントネーション、リズムに、自然な文脈の中で大量に触れたい人。オーディオブックは、生きた教材の宝庫です。

逆に、現時点であまり向いていないのは、「図表や専門的な数式が多い学術書を、ピンポイントで参照しながらじっくり読みたい人」です。これはデメリット③で述べた通り、紙の本の領域ですね。

もしあなたが上記①~⑤のどれか一つでも強く当てはまるなら、オーディオブックはあなたのライフスタイル、ひいては人生を変えるツールになる可能性が非常に高いです。

まずはAudibleやaudiobook.jpの「無料体験」から、その第一歩を踏み出してみることを強くおすすめしますよ。

まさに①と②と③だ…。やっぱり自分に向いてそう!無料体験、やってみようかな。

総まとめ:オーディオブック メリットと人生変革

お疲れ様でした! オーディオブックのメリットについて、その具体的な効果から、脳科学的な根拠、そして最も重要な「活かす」ための注意点まで、網羅的に解説してきました。

最後に、今回の記事内容のポイントをまとめます。

  • オーディオブック最大のメリットは「ながら聴き」での時間創出
  • 通勤・家事・運動中などデッドタイムがすべて学習時間に変わる
  • プロのナレーターによる朗読は脳を刺激し、高い没入感が得られる
  • 脳科学的に「聴解力」と「読解力」は成人でほぼ同等のスキルである
  • 目を一切使わないため眼精疲労ゼロで、就寝前の読書にも最適
  • 「ながら聴き」の習慣化で、インプット量(読書量)が飛躍的に増大する
  • 再生速度の調整(速聴)でタイパはさらに向上し、脳トレ効果も期待できる
  • 視覚情報がないため「心の目」が活性化し、想像力を刺激する
  • Audibleなどの聴き放題プランは月1~2冊で元が取れ、リスクゼロ
  • デメリットはナレーターとの相性や、図表が多い本に不向きな点
  • 集中できない時は「速聴」や「ジャンル変更」「サンプル試聴」を試す
  • 紙の本とは「優劣」ではなく「使い分け」や「併用」が賢明
  • 最大の敵「聴きっぱなし」は、メモや要約などの「アウトプット」で防ぐ
  • 時間がないビジネスパーソンや、活字が苦手だった人にこそ最適

最後に

今回は、オーディオブックのメリット7選と、そのメリットを最大化するための注意点や活用術について徹底解説しました。

「時間がない」を言い訳にインプットを諦める時代は終わりました。「聴く読書」をあなたのライフスタイルに取り入れ、デッドタイムを「黄金時間」に変えていきましょう。

オーディオブックのメリットは理解できたけど、じゃあ具体的にどのサービスを選べばいいの?と迷われたかもしれません。

そんなあなたには、日本2大サービスを徹底比較したこちらの記事もおすすめです。

Audible(オーディブル)の始め方や、audiobook.jp(オーディオブック ドット ジェイピー)の料金プランについて、より深く知りたい方は、以下の解説記事もぜひ参考にしてみてください。


-未分類