こんにちは。オトナレッジ運営者のmomoです。
オーディブルの評判を探しにきたあなたは、オーディブルのメリットやデメリットについて、忖度のないリアルな情報が知りたいんですよね。「オーディブル 評判」と検索するくらいですから、きっと真剣に検討されているんだと思います。
特に、オーディブルの料金が高いのか、つまり月額1,500円で元は取れるのかという点は、誰もが真っ先に気になるところだと思います。それから、オーディブルの聴き放題対象外の作品が意外と多いという不満や、オーディブルのナレーターがひどい、合わないといった声が本当なのかも気になりますよね。
そして、一番不安なのが「解約」に関するウワサじゃないでしょうか。オーディブルの解約、特にオーディブルの解約がiPhoneだと面倒で、「オーディブルが解約できないんじゃないか」という不安の声は、本当によく耳にします。分かりますよ、その気持ち。サブスクは入り口より出口(解約)がクリーンであってほしいものです。
他にも、オーディブルとaudiobook.jpの比較や、昔はあったオーディブルの返品交換制度(今は廃止されました)がどうなったのかも知りたいかもしれません。一方で、オーディブルのタイパ(タイムパフォーマンス)の良さや、オーディブルのながら聴きによるオーディブルの習慣化といった強力なメリットも聞くし、オーディブルの無料体験を試すべきか…本当に迷うところかなと思います。
この記事を読むと分かること
- オーディブルの客観的なデメリットと解約時の注意点
- 料金(1,500円)のコストパフォーマンスと「元を取る」考え方
- 競合(audiobook.jp)との明確な違い
- 「聴きっぱなし」を防ぎ、知識を活かすための具体的な技術
この記事では、巷に溢れる評判をただまとめるだけではありません。月額1,500円という料金の価値をどう判断すべきか、そして当サイト「オトナレッジ」のコンセプトである「聴く, を、活かす。」という視点で、オーディブルをどう使えば最強の自己投資ツールになるのか、あなたの疑問にすべてお答えしていきますね。
オーディブルの評判分析:デメリットと解約の注意点
オーディブルって、すごく魅力的に見える反面、ちょっと「怖い」部分もありますよね。特に、お金と解約のトラブルは絶対に避けたいところ。まずは、オーディブルの利用をためらう要因となりがちな、ネガティブな評判や注意点を隠さず、徹底的にチェックしていきましょう。契約前に知っておけば、何も怖いことはありませんよ。
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月額1,500円の料金は高い?元は取れるか
オーディブルの評判で、必ずと言っていいほど目にするのが、「月額1,500円(税込)は高い」という声です。確かに、動画配信サービスならNetflixやHuluがほぼ同額、Amazonプライム(月額600円)と比べると倍以上します。競合のaudiobook.jpの聴き放題プランが1,330円(税込)であることを考えても、割高に感じるのは自然なことかなと思います。
では、この「1,500円」の価値をどう判断すべきか。ここが、オーディブルを使いこなせるかどうかの最初の分岐点です。
「元が取れる」の基準が変わった
実は、オーディブルは以前(2022年1月まで)、「コイン制」という仕組みでした。これは、月額1,500円で毎月1コインが付与され、そのコインで好きなオーディオブック1冊と交換する(買い取る)というもの。この時代は非常に分かりやすかったんです。
例えば、定価3,000円の本をコインで交換すれば、それだけで「1,500円の元が取れた(むしろお得!)」と明確に判断できました。
しかし、現在の「聴き放題モデル」では、この「元を取る」という計算が成り立たなくなりました。これが、「高い」と感じる人が増えた一因かもしれません。
「金額」ではなく「時間」で価値を測る
オトナレッジが考える「聴き放題」時代の価値基準は、「1,500円で何冊読めたか(聴けたか)」という「金額の損得」ではありません。そうではなく、「1,500円でどれだけの時間(=人生)を自己投資に変えられたか」という「タイパ(タイムパフォーマンス)」の視点です。
紙の本なら1冊2,000円、読むのに集中して5時間かかるとしましょう。オーディブルなら、通勤や家事といった「ながら聴き」のスキマ時間で、月に2冊(紙なら4,000円分、10時間分)をインプットできるかもしれません。
この時、あなたの手に入れた価値は、単純な2,500円分のお得(4,000円 - 1,500円)ではありません。「本来インプットに使えなかったはずの10時間」を「学習時間」や「豊かな読書時間」として生み出したこと、これこそが月額1,500円の対価だと、私は考えています。
もちろん、月に1冊も本を聴かない、あるいは聴く習慣が作れなかったなら、1,500円は間違いなく「高い」です。でも、もしあなたがスキマ時間で月に1〜2冊でも聴く生活をイメージできるなら、それは他の何にも代えがたい「タイパ(タイムパフォーマンス)最強の自己投資」になる可能性を秘めていますよ。
聴き放題対象外の作品が多いという不満
「20万タイトル以上が聴き放題!」と聞くと、ものすごい数の本が全部タダで聴けるように感じますよね。でも、いざ入会してみると「え、本当に読みたいあのベストセラーが対象外なの…」ということは、残念ながら日常茶飯事です。
これもネガティブな評判として、非常に根強くあります。特に、発売されたばかりの超話題作や、特定の有名作家(例えば村上春樹さんや東野圭吾さんの一部作品など)は、聴き放題の対象外(=別途購入が必要)であることが多いです。
聴き放題の「対象」と「対象外」
オーディブルの作品ページを見ると、必ず「聴き放題対象作品」というラベルが付いているか、あるいは「価格」が表示されています。聴き放題のつもりで入会すると、この「対象外」の多さに「話が違う」「騙された」と感じてしまうわけです。
もちろん、会員であれば聴き放題対象外の作品も定価の30%OFFで購入できる特典はありますが、そもそも追加料金を払うつもりがない人にとっては、不満の原因にしかなりません。
この「ラインナップの壁」への対処法は、2つしかありません。
対処法①:無料体験期間中に「自分の棚」を確認する
30日間の無料体験中に、とにかく検索しまくることです。「読みたい本」をピンポイントで探すのではなく、「自分がよく読むジャンル」や「好きな作家」で検索して、その検索結果のうち、どれくらいの割合が「聴き放題対象」になっているかを徹底的に確認しましょう。「このジャンルが弱いな」「意外とここは揃ってるな」という肌感覚を掴むことが重要です。
対処法②:「出会い」を楽しむマインドに切り替える
「読みたかった特定の本」をピンポイントで探す「指名買い」的な使い方をしようとすると、対象外の多さにイライラしがちです。そうではなく、「聴き放題対象の中から、面白そうな本と出会う」という、本屋をブラブラするようなスタンスに切り替えると、不満はかなり解消されますよ。オーディブルがレコメンドしてくる本に、あえて乗っかってみるのも新しい発見があって楽しいものです。
とはいえ、聴き放題対象作品は毎月どんどん追加されていますし、最近はAI技術の導入も進んでいるようで、コンテンツ制作のスピードが上がっているという話もあります。今後、この「対象外」問題が抜本的に解決され、ラインナップが爆発的に増える可能性にも期待したいところですね。
ナレーターが合わない・ひどいという声
オーディオブックは「耳」で楽しむコンテンツ。だからこそ、ナレーター(朗読者)の声質や読み方、演技力が、その作品の評価、ひいてはオーディブル全体の満足度を大きく左右します。
「このナレーター、声が甲高くて苦手…」
「なんか淡々としすぎていて、内容が全然頭に入ってこない」
「小説なのに、登場人物の演じ分けが微妙…」
「作品の世界観とナレーターの声がミスマッチすぎる」
こうした「ナレーターがひどい」「自分には合わない」という評判も、残念ながら一定数存在します。特に、オーディブルがコンテンツ量を増やす過程で、ナレーション品質にばらつきが出ているのは事実かもしれません。
プロの朗読は「作品」である
もちろん、プロの声優や俳優(例えば、杏さんや堤真一さん、大沢在昌さんなど)が朗読を担当する作品は、それ自体が一つの「作品」として成立するほど素晴らしいクオリティのものが圧倒的に多いです。しかし、作品によっては「うーん…」となってしまうケースがあるのも事実。
こればっかりは、個人の好みや相性が非常に大きい部分です。Aさんが「最高!」と評価するナレーターが、Bさんにとっては「聴きづらい」ということは往々にしてあります。
この問題に対する唯一かつ最強の解決策は、「サンプル再生で必ず確認する」ことです。
オーディブルは、すべての作品で(購入・ダウンロード前に)数分間のサンプル再生(試聴)が可能です。これをやらずにダウンロードするのは、試着しないで服を買うようなもの。
聴き始める前に、「この声で、このテンションで、数時間聴き続けることができるか?」を自分の耳でジャッジする習慣をつけましょう。これだけで、ナレーターとのミスマッチという不幸な事故は99%防げます。
アプリ削除だけでは解約にならない罠
ここからは、サービス内容そのものというより、「運用上」の重大な注意点です。お金が絡む、最も深刻なトラブルの原因になります。
オーディブルのネガティブな評判の中で、最も多く見かけるトラブル。それが、「使わないからアプリをスマホから削除(アンインストール)したのに、料金がずっと引き落とされ続けていた!」という悲劇的なケースです。
これは本当に恐ろしい「罠」ですが、冷静に考えればオーディブル側の問題というより、サブスクリプション・サービスの基本的な仕組みの誤解から生じています。
【鉄則】アプリ削除 ≠ 解約(退会)です!
これはオーディブルに限らず、NetflixでもSpotifyでも、ほぼ全てのサブスクリプションサービスに共通する絶対的なルールです。
スマホのホーム画面からアプリのアイコンを消しても、それは「アプリを使えなくした」だけで、Amazon(オーディブル)との「月額1,500円の契約」そのものを解除したことにはなりません。
契約はAmazonのアカウントと紐付いて生きていますから、当然、あなたがアプリを使っていようがいまいが、月額1,500円は毎月きっちり請求され続けます。
「もう使わない」と決めたら、アプリを消す前に、必ず「正規の解約(退会)手続き」を踏まなくてはなりません。この認識がないと、「オーディブルに騙された!金返せ!」という最悪の評判につながってしまうわけです。これは、サービス提供側も、もっと大声でアナウンスすべきことだと私は思いますけどね。
では、その「正規の解約手続き」がなぜこれほど評判が悪いのか? 次のH3で、その核心に迫ります。
【最重要】iPhoneでの解約方法と注意点
先ほどの「アプリ削除の罠」と並んで、オーディブルの評判を著しく下げている最大の要因。それが、iPhone(iOS)ユーザーの解約プロセスの異常なまでの複雑さです。
「オーディブル 解約できない」「退会ボタンがない」と検索してたどり着く人の多くは、iPhoneかiPadのユーザーじゃないかなと、私は確信しています。
なぜなら、Androidスマホの場合は、Audibleアプリ内やGoogle Playストアから比較的カンタンに解約手続きができるのに対し、iPhoneはそうはいかないからです。
iPhone/iPadユーザーはアプリから解約できません
これが全ての元凶です。iPhoneやiPad(iOS端末)を使っている場合、原則としてAudibleアプリ内から解約手続きができません。
アプリを開いて、「設定」や「アカウント情報」をどれだけ探しても、「退会」や「解約」といった項目がどこにも見つからない。これが「解約できない!」「どこに隠したんだ!」とパニックになる最大の原因です。
これはもう、意図的に解約させにくくする「解約摩擦(チャーン・フリクション)」と呼ばれても仕方がない、非常にアンフェアな仕様だと私は感じています。
iPhoneユーザーの正しい解約手順
では、iPhoneユーザーはどうすればオーディブルから解放されるのか?
答えは「Webブラウザ(SafariやChrome)から、オーディブルの公式サイト(Audible.co.jp)にアクセスする」です。
非常に面倒ですが、以下の手順を踏む必要があります。
- iPhoneでSafariなどを開き、Audible.co.jpにサインインする
- PCサイト表示(デスクトップ用サイトを表示)に切り替える(※必要な場合あり)
- 自分の名前(〇〇さん、こんにちは)をタップ
- 「アカウントサービス」を選択
- 「会員情報」の欄にある「退会手続きへ」をタップ
- 画面の指示に従い、退会理由などを選んで「退会手続きを完了する」を押す
(出典:Audible(オーディブル)の退会方法|Audibleヘルプセンター)
…どうですか?「アプリで完結しない」というだけで、この面倒くささです。この公式ヘルプページ(一次情報源)の存在を知らないと、たどり着くことすら困難ですよね。
【例外】Apple ID経由で登録した場合のみ
ひとつだけ例外があります。もしあなたがWebサイトではなく、iPhoneの「設定」アプリ経由(Apple ID決済)でオーディブルに登録した場合のみ、端末の「設定」→「自分の名前」→「サブスクリプション」の一覧から解約が可能です。
自分がどちらで登録したか分からない場合は、まず「設定」アプリの「サブスクリプション」を確認し、そこにAudibleがなければ、間違いなく「Webブラウザ」からの手続きが必要、と覚えておきましょう。
audiobook.jpとの料金・機能比較
オーディブルを検討する際、必ずと言っていいほど比較対象となるのが、日本発のオーディオブックサービス「audiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)」です。
「どっちが良いの?」「料金以外に何が違うの?」という評判や疑問も非常に多いですよね。私も両方使ってきましたが、結論から言うと、この2つは似ているようで、得意分野がまったく違います。
まずは基本スペックを比較表で見てみましょう。
| 比較項目 | Audible (オーディブル) | audiobook.jp |
|---|---|---|
| 運営会社 | Amazon (米国) | 株式会社オトバンク (日本) |
| 聴き放題プラン月額 | 1,500円(税込) | 1,330円(税込) |
| 聴き放題(年割) | なし | 年額9,990円(月あたり実質833円) |
| 聴き放題作品数 | 20万タイトル以上 (洋書含む) | 非公開 (日本語作品中心) |
| 得意ジャンル | 小説 (特に海外), 洋書, ポッドキャスト | ビジネス書, 自己啓発書, 日本語作品 |
| 支払い方法 | クレジットカード / デビットのみ | クレカ / キャリア決済 / App Storeなど多彩 |
| 無料体験 | 30日間 | 14日間 |
※料金・サービス内容は2025年現在の情報に基づきます。
アプリの基本機能(再生速度調整、スリープタイマー、ブックマーク、オフライン再生など)については、正直、両者に大きな差はありません。どちらも快適に使えます。
最大の違いは、「料金体系」と「ラインナップの傾向」です。
audiobook.jpは「年割」が強烈
まず料金。月額だけ見ると1,500円 vs 1,330円で、audiobook.jpが少し安い程度ですが、audiobook.jpの真価は「年割プラン」にあります。年払いにすると月あたり実質833円となり、オーディブルのほぼ半額。このコストパフォーマンスは圧倒的です。
ラインナップの得意分野が真逆
次にラインナップ。オーディブルはAmazonの資本力を活かし、洋書や海外小説、ミステリー、SFなどのエンタメ系が非常に強いのが特徴。オリジナルポッドキャストも充実しています。
対して、audiobook.jpは運営が日本のオトバンクということもあり、日本のビジネス書や自己啓発書、国内小説のラインナップが非常に手厚いです。出版社との強固な関係で、「オーディブルにはないけど、audiobook.jpにはある」というビジネス書が山ほどあります。
- オーディブルがおすすめな人:
→小説(特に海外作品)や洋書をメインに聴きたい人。
→Amazonのサービス(Kindleなど)を使い慣れている人。
→ポッドキャストも一つのアプリで楽しみたい人。 - audiobook.jpがおすすめな人:
→日本のビジネス書や自己啓発書を安く、たくさん聴きたい人。
→コストパフォーマンスを最重要視する人(年割前提)。
どちらも無料体験期間が設けられている(オーディブル30日、audiobook.jp 14日)ので、まずは両方試してみて、自分の「読みたい(聴きたい)本」がどちらの聴き放題に多く含まれているかを、ご自身の目で確かめるのが一番確実な選び方ですよ。
オーディブルの評判は本当?メリットと「聴く」を活かす技術
さて、ここまであえてネガティブな評判や注意点を中心に、かなり詳しく見てきました。「やっぱりオーディブル、面倒くさそう…」と思わせてしまったかもしれません。
でも、待ってください。それらのデメリットや注意点は、「知ってさえいれば」簡単に回避できるものばかり。そして、それらを補って余りある、とんでもないメリット(ポジティブな評判)がオーディブルにはあるんです。
ここからは、オーディブルがなぜ「タイパ最強」と呼ばれるのか、その本質的な価値と、当サイト「オトナレッジ」流の「聴く」を「活かす」ための具体的な技術まで、徹底的に解説します。
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「ながら聴き」でタイパ(時間効率)が最大化
オーディブルがもたらす最大の価値。それは、ポジティブな評判の中でも、もう圧倒的No.1の理由、「タイパ(タイムパフォーマンス)の劇的な向上」です。これに尽きます。
現代を生きる私たちは、「時間がない」が口グセですよね。読書や勉強をしたくても、仕事、家事、育児に追われて、まとまった時間を確保するのが本当に難しい。
でも、冷静に考えてみてください。私たちは毎日、多くの「目と手がふさがっているが、耳はヒマしている時間」を過ごしているはずです。
- 満員電車での「通勤」中(往復)
- 食器洗いや洗濯物を干す「家事」の最中
- ジムでのランニングや筋トレ中
- 単純作業の「運転」中(ドライブ)
- お風呂に浸かっているリラックスタイム
- 犬の散歩中
これらの時間は、紙の本や電子書籍(Kindleなど)では、物理的に「読書」ができません。もし無理やりスマホを見たら、家事の手は止まるし、歩きスマホは危険です。
しかし、オーディブルなら「ながら聴き」という魔法が使えます。耳にイヤホンを差し込むだけで、これらの「本来、何も生み出しなかったはずのスキマ時間」が、すべて「極上のインプット時間」「自己投資の時間」へと変貌するのです。
「時間を生み出す」という価値
これが、私がH3の見出し「月額1,500円の料金は高い?」の箇所で、「価値は『金額』ではなく『時間』で測るべき」とお伝えした理由です。
仮に、通勤と家事で1日合計1.5時間の「ながら聴き」時間を確保できたとしましょう。1ヶ月(20営業日)続ければ、なんと30時間。これは、紙の本でじっくり読書しようと思ったら、週末を何回も潰さなければ確保できない時間です。
失われた時間を取り戻し、ゼロから新たな学習時間を「生み出す」。これこそが月額1,500円で得られる本質的なメリットであり、オーディブルが「タイパ最強」と呼ばれる最大の所以だと、私は確信しています。
目の疲れなし!読書が続く・習慣化する理由
「タイパ」と並んで、オーディブルが多くの人に支持されるもう一つの大きな理由。それは、「読書が、無理なく続くこと」そして「身体的な負担がゼロであること」です。
「最近、仕事でPC画面を見すぎて、本を読むと目がシバシバする…」
「老眼が始まって、小さい文字を読むのが本当に億劫になった」
「寝る前に読書したいけど、暗いと読めないし、電気をつけると家族に悪いし…」
そんな理由で、かつては大好きだったはずの読書から、いつの間にか遠ざかってしまっている人…本当に多いんじゃないでしょうか。
オーディオブックは、視覚を一切使いません。当たり前のことですが、これがとんでもないメリットになります。
長時間利用しても、疲労が蓄積するのは耳と脳だけ、と言われています。目や、読書姿勢の悪さによる首・肩・腰への身体的負担が完全にゼロなのは、特に私たちオトナ世代にとって、何物にも代えがたい「救い」になります。
目の健康を維持しながら、知識欲を満たし続けることができる。これは、オーディブルが提供する非常に重要な「アクセシビリティ」としての価値ですね。
なぜか「積読」がなくなる
そして、もう一つ。「読書が習慣化する」という点も見逃せません。
紙の本だと「あとで読もう」と机の横に積んでしまい、いつの間にかその山の存在すら忘れてしまう…いわゆる「積読(つんどく)」、誰しも経験ありますよね。私もそうでした。
オーディオブックは、この「積読」を物理的に解消してくれます。なぜなら、一度再生ボタンを押してしまえば、あとはナレーターが自動で、勝手に読み進めてくれるから。
紙の本のように「よーし、読むぞ!」と気合を入れてページをめくり、能動的に文字を追い続ける必要がありません。極端な話、ボーッとしていても物語は進んでいきます。この「強制力」と「受動性」のバランスが絶妙で、「積読」として放置されることが物理的にないんです。
「とりあえず再生ボタンを押す」という習慣さえつけてしまえば、結果として年間(聴破)冊数が劇的に向上する。これがオーディブルの「習慣化」の正体です。
30日間無料体験で試すべきこと
ここまで読んで、「メリットは分かった。でも、やっぱり自分に合うか不安…」「タイパって言われても、私の生活で本当に『ながら聴き』なんてできるのかな…」と、まだ一歩踏み出せない方も多いと思います。
その気持ち、すごく分かります。月額1,500円の固定費が増えるのは、やっぱり勇気がいりますよね。
そんな不安な方のために、オーディブルには「30日間の無料体験」が用意されています。(※時期によってキャンペーン内容が変わる可能性はありますので、公式サイトは必ず確認してくださいね)
この無料体験、使わない手はありません。というか、これを使わずに契約するのは絶対にダメです。ただし、ぼんやりと30日間を過ごすだけでは、本当に意味がありません。
無料体験期間中に、あなたは以下の4つの点を「自分ごと」として、徹底的に検証すべきです。
- 検証①:「ながら聴き」は自分の生活にフィットするか?
(自分の「通勤」「家事」「運動」などの時間に、実際にオーディブルを流し込んでみる。聴いてみて苦痛じゃないか? 集中力はどうか? を本気で試す) - 検証②:聴きたい作品は「聴き放題」にどれだけあるか?
(デメリットで触れた点。自分の読書傾向とラインナップが合うか、宝探しをする。検索結果にガッカリしないかを確認) - 検証③:ナレーターの声は受け入れられるか?
(デメリットで触れた点。興味がある作品を最低3〜4冊はサンプル再生して、ナレーターの品質と自分との相性を確認) - 検証④:【超重要】解約プロセスを一度「練習」しておく
(iPhoneの解約方法を参考に、無料期間中に「退会手続き」の画面まで一度進んでみる。どこから行けるのかを体験しておく)
特に重要なのが④です。無料体験期間中に解約手続きをしても、30日間の終了日まではペナルティなしでサービスを使い続けることができます。
なので、「どうせ30日経ったら解約するし」と決めている人はもちろん、「続けるか迷うな」という人も、「忘れないうちに」無料体験が始まってすぐに解約手続きだけ済ませておく、というのが一番賢い使い方ですよ。これなら請求が来る心配は100%ありませんからね。
聴きっぱなしを防ぐ「メモ術」
さて、ここからが当サイト「オトナレッジ~聴く, を、活かす。~」の本領発揮です。ここまでは、ある意味「オーディブルの評判まとめ」にすぎません。
オーディブルの最大のメリットは「タイパ」であり、最大のデメリット(罠)は「聴きっぱなしによる忘却」だと私は考えています。
「ながら聴き」は効率が良い反面、どうしてもインプットが「受動的」になりがちで、内容が右から左へサーッと抜けていきやすい。「今月、5冊も聴いたぞ!」という「聴いた冊数」に満足して、いざ「どんな内容だった?」と聞かれると、何も覚えていない…。
これでは、自己投資どころか、貴重な時間をただのBGMに使ったのと同じ。月額1,500円の無駄遣いです。これこそが、私たちが「悪」と定義する**「聴きっぱなしの絶望」**です。
オーディブルには、残念ながらKindleのような便利なハイライト機能や、音声に合わせて文字が表示される機能(スクリプト機能)がありません。
では、どうやって「聴く」を「活かす」のか?
答えはシンプルです。「聴きながら、能動的にメモを取る」しかありません。でも、「ながら聴き」中、つまり通勤中や家事中に、どうやってスマホにメモなんか取るんだ?と思いますよね。
momo流・キーワード音声入力メモ術
私が長年の試行錯誤の末に開発し、実践しているのが、スマホの音声入力を使った「キーワード・メモ」です。
やり方はカンタン。
- オーディブルを聴いていて「!」と心が動いた単語や、「これ重要!」と思ったフレーズに出会う。
- その瞬間、オーディブルを一時停止(ワイヤレスイヤホンのボタンで操作)。
- すかさずスマホのメモアプリ(Google Keepや標準メモ)を開き、音声入力モードにする。
- マイクに向かって、その「単語(キーワード)」だけを叫ぶ。
- (例:「レバレッジ」「認知バイアス」「アセットアロケーション!」)
- すぐにメモアプリを閉じ、オーディブルを再生再開する。
これだけです。文章にする必要は一切ありません。「この単語、どういう意味だっけ?」と後で自分が振り返るための「フック(とっかかり)」さえ残せればいいんです。
重要なのは、この「一時停止して、単語をメモする」という一瞬の「能動的なアクション」を挟むこと。このひと手間が、脳に「ここは重要だぞ!」と知らせる強力なフックとなり、「聴きっぱなし」を劇的に防いでくれます。
インプットを資産化する「アウトプット術」
さて、先ほどの「メモ術」で未来の自分のために「フック」を作ることができました。でも、まだ終わりじゃありません。そのフックを、本当の「資産」に変える作業が残っています。
それが、アウトプットです。
「聴く」は、あくまでインプット。それを「活かす」ためには、自分の脳みそを一度通過させ、自分の言葉で「外」に出すプロセスが不可欠です。インプットとアウトプットはセット。これはもう、絶対の法則です。
「えー、メモするだけでも大変なのに、アウトプットなんて…ブログ書けってこと?」
いえいえ、そんな大げさなことをする必要はまったくありません。大事なのは「瞬発力」です。
1分アウトプット術
オーディブルを聴き終えた直後(例えば、通勤電車を降りて、会社のデスクに着くまでの歩きながら、とか)。そこで、たった1分だけ時間を作ります。
そして、先ほど音声入力でメモした「キーワード-メモ」をスマホで見ながら、こう自問自答するんです。
「で、結局、この本は何を言っていたのか?」
この問いに対して、自分の言葉で(頭の中だけで構いません)1〜2文にキュッと要約してみる。これが「1分アウトプット術」です。
(例:「なるほど、この本は要するに、小さい努力(レバレッジ)で最大の結果を出せってことか。そのためにはまず、自分の時間の使い方(アセットアロケーション)を見直せ、と。そういうことだな」)
これを、X(旧Twitter)に要約として投稿してもいいし、同僚や家族に「今日こんな本聴いたんだけどさ…」と話してもいい。声に出してブツブツ言うだけでも効果は絶大です。
「聴く(インプット)」→「メモる(フック)」→「要約する(アウトプット)」
このサイクルを回すこと。これこそが「聴く, を、活かす。」技術です。このサイクルを回して初めて、オーディブルで得た知識は「聴きっぱなし」のゴミ情報から、あなたの血肉となる「使える資産」へと変わるのです。
オーディオブックのアウトプット術については、こちらの記事「オーディオブックは「聴きっぱなし」だと9割忘れる。記憶に残すアウトプット術」でさらに詳しく解説しています。本気で「活かしたい」方だけ、読んでみてください。
総括:オーディブルの評判まとめ:「聴く」を活かすために
オーディブルに関する良い評判、悪い評判、そしてそれを「活かす」ための具体的な技術まで、かなり詳しく解説してきました。最後に、この記事の最も重要なポイントを、もう一度リスト形式で総括します。
- オーディブルの評判で多いのは「料金が高い」「解約しにくい」という声
- 月額1,500円の価値は「何冊聴いたか」ではなく「何時間生み出せたか」で測る
- 「ながら聴き」によるタイパ(タイムパフォーマンス)最大化が最大のメリット
- 目が疲れないため、読書が続かず「積読」していた人には最適
- 聴き放題対象外の作品も多く、特に最新のベストセラーは注意が必要
- ナレーターの品質は作品によるため、必ず「サンプル再生」で確認する
- アプリを削除(アンインストール)しただけでは解約にならず、請求が続く
- iPhoneユーザーはアプリから解約できず、原則Webブラウザからの手続きが必要
- Androidユーザーはアプリ内から比較的簡単に解約が可能
- 競合のaudiobook.jpは「ビジネス書・安さ」、オーディブルは「小説・洋書・作品数」に強み
- 30日間の無料体験では「生活フィット度」と「解約手順」を必ず確認する
- 「聴きっぱなし」はオーディブル最大の罠であり、知識が資産にならない
- 聴きっぱなしを防ぐには、音声入力などでの「キーワード・メモ」が有効
- インプットを資産に変えるには「1分要約」などのアウトプットが不可欠
- オーディブルは「聴くを活かす」技術があってこそ、最強の自己投資ツールになる
最後に
今回は、オーディブルの評判について、メリット・デメリットから解約の注意点、そしてオトナレッジ流の「活かす技術」まで、網羅的に解説しました。
オーディブルは、「ただ聴くだけ」なら月額1,500円の価値を見出しにくいかもしれません。しかし、「聴く, を、活かす。」という能動的な姿勢で向き合うなら、これほど強力にあなたの時間を、そして人生を変えてくれるツールは他にないですよ。
まずは30日間の無料体験で、あなたの生活に「聴く読書」がフィットするか、気軽に試してみてはいかがでしょうか。
オーディブルを「活かす」技術に興味を持たれた方は、アウトプット術をさらに深掘りした記事も参考になるでしょう。
「オーディオブックは「聴きっぱなし」だと9割忘れる。記憶に残すアウトプット術」では、なぜ忘れるのか、どうすれば記憶に定着させられるのかを、さらに具体的に解説しています。
また、競合との違いをより詳しく知りたいならば、「【徹底比較】Audibleとaudiobook.jpはどっちがおすすめ?料金・特徴・使い方を解説」にも興味を持たれるかもしれません。